エースのステージアップへの軌跡

「当たり前の水準を引き上げる」をテーマに、いろいろなことについて語っていきます。メンタルやスピリチュアルな話からお金や仕事の話まで。

あなたと私は違うんです~その2~

前回の記事はこちら。

  

stageup.hatenablog.com

 


 さて今回は新聞から話を始めます。

そうです。焼き芋をする時にイモをくるむ、あれです。

 

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私の前の職場は金融関係でした。そこでは毎朝日経新聞を読むのが当たり前とされていて、実際私も毎朝、それこそ隅から隅まで読んでいたものです。
 
日経新聞に限りませんが、皆さんも一度は新聞を読んだことがあるかと思います。1面にいくつか記事が載り、その中でも、右上にある記事は大きな文字でかかれていますよね。そして、左上とか下のほうにいくと、見出しは小さくなります。
ページをパラパラめくるとまた記事があります。これも上の方が見出しの文字が大きくて、下の方は見出しの文字が小さいですね。
 
さてここで問題です。
いわゆる1面トップにくる記事と、中程のページに小さく書かれる記事の違いは何でしょうか。
 
 
 
 
正解は、1面トップの記事は、新聞記者が「社会に対して大きな影響を与えると思っている」記事です。
 
ところが、1面トップの記事は、「社会に対して大きな影響を与える」記事だと言っているのではありません。
 
これは全然違うことを言っています。
 
前回の記事の言葉で言うと
○新聞記者が考える「社会にとって重要」
×社会自身が考える「社会にとって重要」
 
社会自身が考える、というのはちょっと不自然ですね。
社会を構成しているのはほかでもない我々一人一人です。
ですから言い換えると、
我々一人一人が考える「社会にとって重要」
ですね。
 
では応用問題です。
あなたは一人のサラリーマン。新聞を読まなければならない。さて、どの記事を読まなければならないでしょうか。
 
もちろん、正解は「あなたにとって重要な記事」です。
そして大事なこと。それは1面トップの記事とは限らないということです。
場合によっては、10面位の下の方にある数行の小さな記事かもしれません。
 
結局残念ながらつまり、見出しくらいは全部読まないといけないということになります。あら大変。
 
私の話をしますと、私がいたとある部署では、株式の「公開買付」というのをどこかの企業が始めると仕事量が増えると言うことになっていました。(「公開買付」とは何か、はここでは割愛します。説明すると長くなるし、本筋ではないので)
で、「公開買付始めました」っていうのは、日経新聞に必ず載ります。しかし、たいていはだいぶ進んだあたりに小さく載っているわけです。しかしこれによって自分の部署の今後の業務量が変わってくるわけですから、仕事の予定を立てたり、休みをどこで取るか考えたりする上で見逃すわけには行かないのです。
 
一方で、そこの部署は政治家のスキャンダルとかそういうことではあまり関係ないことが多く、たとえ1面トップに載っていようと、バッサリ無視をしていたことも多いです。
 
なにせ朝の時間は有限で貴重です。全部読むわけには行かないのです。どこかで取捨選択をしないといけません。
ですので、どこを読むかと言えば当然、「自分にとって重要な記事」になってくるわけです。
 
ちょっと長くなりました。この続きは次回にしましょう。