エースのステージアップへの軌跡

「当たり前の水準を引き上げる」をテーマに、いろいろなことについて語っていきます。メンタルやスピリチュアルな話からお金や仕事の話まで。

やっぱりあなたと私は違うんです

前回は
ということで、プレゼントするなら
1.相手にとって価値のあるものを渡す
2.渡したいものを価値として認めてくれる相手に渡す
3.自分が渡すものの価値を相手に啓蒙して、相手に「これは価値あるもの」という決定をしてもらう
のどれか、という話をしました。
 
今回はこの逆「もらって嫌なもの」についてです。
ちょっとここで私の体験談をお話ししましょう。
 
前の職場でチームリーダーをやっていたことがあります。
といっても私を含め5人くらい。ただし私が最年少で業務の経験としても私が下っ端でした。
思えばその頃は私もまだ20代半ば。社会人経験もあまりなく、初めてのリーダーで、周りに仕事をやっていただく立場でした。
しかもわからないことだらけ。周りの人に業務知識からいろいろなことを尋ねていました。
そんななか、私は意識もせずしていたある行為に、チームの外で見ていたとある上司が話しかけてきました。
「お前、さすがにあの行為はちょっとまずいと思うぜ。」
 
一体なにかというと、ずばり「帰る間際に訊く」ということでした。
訊くといっても答えるのに何分もかかるほどややこしいことではありませんでした。
だからと言っては何ですが、最後の最後までいろいろ訊いていたんですね。
ただし、私はそれ自体を何とも思っていなかったんです。
 
一方、訊かれる方はそれを嫌に思っていたようです。というわけで見かねた上司が教えてくれたんですね。
 
まぁ、それはともかく、上司は続けていいました。
「おまえ、やられるほうになってみぃ。嫌に思わんか?」
 
私は驚きました。やられる立場になってみたらなんと思うかって?別に何も思いませんよ。急いでいるならともかく、そうでなければ答えられることは答えますし、できることならいろいろしますよ。
でも、その人にとっては嫌だったんでしょうね。まぁ、その人がそう思っているならそれが正解です。私はそれから気を遣うようになりました。
 
よく言いますよね。「自分がやられて嫌なことは人にしてはいけない」
こんなのあてになりませんよ。自分がやられて嫌なことと相手がやられて嫌なことは違います。自分が嫌だと思っていることが、他人にとっては全然なんともないことだってあります。もちろん、私の例のようにその逆もあります。
 
結局私がどうであろうと、相手の問題。相手が何をよしと思うか、嫌と思うか。それを基準にして考えることが大事。自分の感性はあてになりません。
 
どこまで言っても私は相手にはなれません。想像するには限度があります。だからこそ伝える必要があるのです。
 
「私はこれが好き」「私はこういうことはされたくない」
 

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言われなきゃわからないものはわからない。そういうものです。だからこそ言ってくれる人は貴重なのでしょうね。