エースのステージアップへの軌跡

「当たり前の水準を引き上げる」をテーマに、いろいろなことについて語っていきます。メンタルやスピリチュアルな話からお金や仕事の話まで。

ルール○○は○○を見る

1つのお話をしようと思います。あくまで伝え聞いた話なので、もともとの話が脚色されている可能性もあります。ただ、まったくのウソではないと思うので取り上げます。
 
ある焼き肉屋さんは予約が取れないことで有名です。時間のスタート枠を限定し、しかも今時電話予約のみ、さらには予約開始時間も決められています。●月分の予約は前月1日12時から受け付ける、といった具合です。
有名なのには訳があって、そこはとても希少で高価、もちろんとびきりおいしいお肉が食べられるのです。
そういうこともあって電話予約はすぐに満杯。なかなか行きたくても行けないのが普通です。
 
ところがある人(Aさんとしましょう)はそこの店長と懇意にしているらしく、店長に「行きたいんだけどどうかなぁ?」と言ったところ、当日予約にも関わらずグループ予約ができてしまったそうです。
しかも大事なのは、一度同じ日にそのグループの別の人(Bさんとしましょう)が電話したときには断られたのにも関わらず、です。つまり、その日急に前の予約が開いてしまったところに偶然飛び込んだ、というようなラッキーではないのです。
 
なぜ、Bさんが電話したらダメで、その権力者AさんだとOKだったんでしょうね。
 
その理由はわかりませんが、一つ言えることは、世の中平等にはできていないということです。
 
例えば満席だった申込枠に対して、何とか頼み込んだ結果、申込ができちゃいました、なんてのもよくある話です。「申し訳ありませんが満席です」と言われた人が二人いたとして、先に申し込もうとしていたCさんはそのまま諦めた、ところがCさんの後に申込をしようとしたDさんは何とか手を尽くした(大抵は「頼み込んだ」)結果申込ができた。
いや、受け付けられるんだったらCさんを先に受け入れるべきでしょ、って思いません?ところが現実社会はそうはなりません。
 
ライブの関係者席なんか最たるものですよ。純然たる関係者でもないのに、なぜかチケットを手に入れてちゃっかり入れている。
 
これはおかしい。ありえない。
 
でももう間違った認識をするのはやめようではありませんか。
世間は平等にはできていません。ルール通りに100%厳格に適用されることだって世の中だったらそうそうはありません。
 
こうするのがルールといってそれを守った結果損をし、一方でルールを破っても大したお咎めもない。なんか変だと思いませんか?
 
しかしもう気づかなければなりません。現実がそうなんですからまずは認めましょう、残念ながら。ルールを厳格に守る人は世間では損をするのです。
もちろんいつでも破っていいというわけではありません。程度の問題はありますし、本当にダメなときはダメです。ただ破ってもなぜか損がない時もある、ということなのです。
 
一番身近な例で行くと、家電量販店の値切りですね。あれだって、値札の価格で売り買いするものだというルールにこだわっていると損をします。店員さんを呼んで「これくらいなら買うんやけどなぁ」とかいうと「じゃあそれで」と決着が付くことがありますよね。あれ、フェアじゃないですよね。これじゃあ、何のために値札がついているのかわからないじゃないですか。安くできるなら最初からその額にしておいてよ。
 
え?ちっともおかしくないですか?もし、おかしくないと思っているのでしたら、それは異常です。ただし、全くもって世の中的には正しいです。値切ることこそが正解なのです。
 
学校ではあたかも正義がいつも勝つかのような指導をしていますが、あれはある程度のところでやめた方がいいと思います。
ちゃんと教えましょうよ。
「正しいことが通るのではない。通ったことこそ正しいのだ」と。
だからこそ世の中で図太く生きていけるはずなのです。
きれいな世界でしか生きられないような純粋培養な教育でいいんでしょうかね。

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ルールと言えば、自分で自分に勝手に課している「myルール」も同じです。世の中にはmyルールを課していなくても普通に、むしろ楽に暮らしている人がいっぱいいます。
 
世の中を楽に暮らすコツは、自分が見えているルールの外にある。だから、myルールは常に見直さないといけないのです。
 
そのためにも、まずは自分が是と思っているルールから外れているのに楽しく暮らしている人を見ると言うことが大事ですね。だからいろいろな(ただし参考になる)人と関わりを持つことは大事です。そうやって参考にすることで、myルールを書き換えましょう。
 
きれいにまとまったところで、今一度ちゃぶ台をひっくり返しておきます。
「ルールバカは馬鹿を見る」これが世の中のルールです(なんか矛盾してる)
 
まあ、好みのタイプと言っていた人と全然違う男性と結婚した女性に対して「あいつ、前言ってたタイプと全然違うじゃん」とか言うと、「好きになった人がタイプなの(はあと)」って返ってくるアレと同じです。
 
というわけで、無意識に変なルール作ってたり、それを守ることが絶対だと思ってたりしませんか?

はい、私もグサグサ来てます。世界はまだまだ広いですね。