エースのステージアップへの軌跡

「当たり前の水準を引き上げる」をテーマに、いろいろなことについて語っていきます。メンタルやスピリチュアルな話からお金や仕事の話まで。

見えていない世界は認識できない。見えている世界、それが全て

今回はこういう話。
とある友人(女性)のエピソード。
その人は旦那さんと二人暮らしなのですが、旦那さんから「料理を手抜きしてるだろ」と言われてムカつく、とのこと。
で、「手抜きってそもそもどんなんなの?」と聞いてみると、とある日のメニューは…
・アジの焼き魚
・チャプチェ
・茹でたオクラ
・ご飯
・お味噌汁
 
どうでしょう?ちなみにこれを聞いた周りの人は全員「これで手抜きって言うか?」と言っていました。
 
聞けば、旦那さんの実家ではそれはそれは品数もボリュームもたっぷりな食事が毎日出ていたそう。
 
旦那さんが「手抜き」と思ったのは、この実家での食事が当たり前と思っていたからでしょうね。そこからすると上に記した今の奥さんの食事は「普通ではない」と思うわけです。
 
彼には、食事とは品数たっぷり、ボリュームたっぷりという世界しか見えていないわけです。そこからすると、見えていない世界、つまり彼女が作った食事の世界は、彼にとっては言わば「食事」の外の世界です。この世界は、認識できていないんですね。
 
 
どちらが悪いというか、そういう話ではないんですね。(いや、奥さんに対して失礼極まりないという話はありますが)
これこそが「当たり前の基準のズレ」です。
そしてそのズレは見えている世界の違いとも言えます。
 
私たちは、普段見えている世界しか認識できません。あるいは、見たことはあっても、それが自分のものになっていないときは、違和感があるものです。受け入れられないこともあると思います。
だからこそ得たい世界をまずは認識し、それを自分の世界に取り入れるところから始めないといけないのです。
 
もう一つ似た話があります。
 
別の女性もまた、旦那さんから料理が少ない、淡泊だと文句を言われていたそう。旦那さんは普通の食事をした上に大袋のスナック菓子を1袋丸ごと平らげたり、ランチの時には、ハンバーガーショップの特大セットを頼んでいたそう。
 
実はこの女性、料理が少ないとは言われていましたが、本当は健康のことを考えて質素ながらもきちんと栄養バランスのとれた食事を作っていたんです。ところが、旦那さんはそれを良しとしない。で、結局今はなんと生活習慣病で苦しんでいるということ。奥さんはさんざん色々「もう少し食べる量少なくしたら?」とか「せめて野菜もちゃんと食べた方がいいよ」などと言うものの聞き入れなかったそう。自業自得といっちゃあその通りです。
 
ただ、奥さんがよくて旦那さんが悪いと言いたいわけではなくて(いや、旦那さんは間違いなく悪いんですけれど)、旦那さんは「食事とは腹一杯満たすもの」「油や炭水化物は大事」という世界しか認識できず、奥さんが見えていた「過食や食生活の乱れは生活習慣病を引き起こす」という世界が旦那さんには見えていなかったんでしょうね。あるいは目を閉ざしていたか。
 
結局見えていない世界は認識できません。見えているというのは、知っているというのよりももう一段上です。つまり「自分のもの」とできているかどうか。ここがズレていると世界は違って見えるのです。

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